検証

リジェクト理由に納得できなくて、ヘルプデスクに問い合わせてみた話【後編】

全く同じ小道具を使って撮ったストックフォト。それなのに、ある写真は承認され、ある写真は「知的財産権侵害の可能性」を理由に却下されました。これって一体どういうこと??答えを求めて、ストックフォトサイトのヘルプデスクに相談してみることにしました。

・・・というのが、超ざっくりと、前回のあらすじでした。

 

さて、メールに貼られていたエキスパートとのチャット用リンク。クリックしてみると、よくある感じ(?)で、モニターの右端あたりに縦長のチャットウィンドウが現れました。

実際に会話をスタートさせる前にメール内&チャットウィンドウ内の説明に目を通してみたところ、エキスパートというのは、寄稿者でありながらもストックフォトの専門家といった立ち位置で、私のようなメンバーに対して質問に回答したり、アドバイスをしたりしてくれる人なのだそうです。

ところで、Shutterstockは日本語のUIが用意されているけれど、全般的には英語で運営されているみたいで(写真のタイトルとかタグなんかも英語入力だし、メルマガみたいなのも英語だったりするしね)、エキスパートもおそらく英語話者だろうと感じました。で、あちらは英語話者、私は日本語話者。コミュニケーションはというと、機械翻訳機能を介して行われました。

エキスパートはあらかじめ私の相談内容を読んでいるので、挨拶もそこそこに、さっそく相談開始です。チャットウィンドウから、承認された写真と却下された写真を送って、「承認された写真には含まれず、却下された写真には含まれる知的財産を教えてください」というようなテキストを送りました。ちなみに、ヘルプデスクの問い合わせフォームに入力した画像IDはたぶん寄稿者の特定に使われるだけで(←問い合わせフォームにはメールアドレスなど個人情報を入力するフィールドが無かったです)、チャット開始時点では、エキスパートは問題の画像をまだ見てないです。

私の画像を見てもらった結果、知的財産となる可能性があるものは「音符」と「イヤフォン」でした(まあ使った小道具といえば、音符、イヤフォン、コーヒーくらいだもんね)。で、まず、音符が知的財産と判定されるということは、音符が五線譜に描かれているということなので(納得)、私の写真の場合、音符は知的財産には該当せず。

じゃあ次は「イヤフォン」なんだけど、基本的にiPhoneのイヤフォンは、あからさまに「iPhone」のイヤフォンであることが分かるような撮影方法でない限り、ストックフォト的には問題無いとのことでした(けっこう特徴的な形だよね、とは思うけれど、ロゴが入ってるわけじゃないからOKなのかな?)。

相談の結果、エキスパートの結論は、「画像を審査した人が、iPhoneのイヤフォンに対して誤って権利侵害判定を下してしまった」でした。で、もう一度審査に出すよう勧められました。

エキスパートにお礼を言い、チャットを終了し、さっそく却下された写真を再審査へ。画像のタイトルやタグを入れる画面で「追加オプション」→「審査担当者へのメッセージ」をクリックし、そこにあった「画像を再提出」みたいな選択肢にチェックマークを入れておきました。

で、再提出した画像は、すべて承認。エキスパートに相談してみたことで、最終的に、リジェクト判定を覆すことができました。

却下からの承認。不思議なスクショが撮れちゃった笑

ところで、審査結果に対して問い合わせができるのは、基本的に権利関係が問題になった時だけみたいです。技術的な問題で画像が却下された場合については、こうありました。

ライティングやフォーカスなどの技術的な却下理由に異議がありますか。Shutterstockにお問い合わせいただく必要はありません。素材を再提出してもう一度審査を受けてください。

今回、エキスパートとのチャットでいろいろ学べましたが、機械翻訳機能を介したコミュニケーションでは、「んん?」ってなった瞬間が何度かありました。翻訳された日本語がもともとどういう英語で書かれたのかを考えてみて、ようやく「そっか、そっか」と納得できた場面が数回あったように思います。もし、日本語の字面だけ追っていたら、エキスパートのアドバイスを読み違えたり、逆の意味にとらえてしまったり、という展開もあり得たような気がします。

同時に、機械翻訳機能を介してコミュニケーションをとるということは、日本語話者側も、「日英翻訳に耐えられる文法」を使わなければ、相手に意図を正しく伝えることができない、ということになります。主語や目的語をカジュアルに省略しながら会話を進めることができるのが日本語の特徴ではありますが、機械翻訳が相手となると、ちょっと手間でも、それぞれの文に「主語、述語、必要に応じて目的語等」をきっちり入れておく必要がありますね。

そんなこんなで、「リジェクト理由に納得できなくて、ヘルプデスクに問い合わせてみた話」は、エキスパートに相談したことでスッキリ解決。一度却下された画像もすべて、再提出後あっという間に承認となりました。ハッピーエンド yay!

画像が却下されて「あ~残念」で終わることも多いし、却下理由を見て「ま、仕方ないかな」って思うことも多いけど、ギモンに思ったことがあれば、やっぱり聞いてみるのが一番ですね。

その結果、却下された画像が却下されたままになったとしても、専門家に相談することで、今後役立ちそうな知識が得られたりしますもんね。

いい経験になりました!